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井上薫DIVE妄想【1】

゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*:.。. .。.:*・゜

「会いたい」と云えなくて
素直になれなくて

馬鹿みたい…やっぱりすき

もう一度
もう一度――――



「はぁ…嫌んなる」

信号待ちで立ち止まり、快晴の空を見上げる。
誰かと出かけたくなる様な、清々しい天気。

何度目だろう?
ため息をつくのは

いつからだろう?
ため息をつくようになったのは

いや、わかっている

あの日

彼と別れた日から
こんな快晴の日は
ため息をつくようになっていた。

「すぐにいい人 見つかるって~」

気持ちのない、知人の慰めの言葉。

すぐになんて、見つからなかった
代わりなんて、貴方以外

誰にも――――

薫: □□!! (←自分の名前を当てはめて下さい)
私:――――っ!!

この声――――!?
振り返った私の目線の先に車が止まる。

kaoru001

薫:□□…
私:薫くん…

薫:あ…え~っと…久しぶり…
私:うん…5年ぶり…くらい?

まさか、こんなに偶然逢うことがあるなんて
本当に久しぶり…

私: …なったんだね、エスピー。
 なんか、変わったね薫くん。

薫:そ、そうかな?

私:うん。
 表情がなんか…スッキリしたっていうか…
 ずっと悩んでたこと、解決したんでしょう?

薫: ――――っ

私:結局、最後まで教えてくれなかったけど…。

(気まずい間)

薫:あの、さ □□
 俺――――――――、

笹本: い の う え ―――― !!  

(振り返ると、物凄い形相の笹本が薫をニラんでいる)

薫:ごめ、□□、仕事戻らなきゃ


私:あ、うん。
 気を付けてね薫くん…ニュース見たよ
 犯人追っかける為でも車の上を走っちゃいけないと思…

薫:うわあぁあぁぁ!!(赤面)
 ごめんごめんえっと
 とりあえずセンパイに殺されそうだから仕事戻る

私:うん、

信号が青になり、渡ろうとした私に、

薫:□□!

私:(振り返る)

薫:(ばつの悪そうな顔で)
 …電話してもいい…?


胸が高鳴る
心が ふるえる

――――悔しい――――

私はまだ、

この人がすき。


私:…いいよ。

平静を装って、私はワザと冷たく云った。

゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*:.。. .。.:*・゜

(その日の夜、電話にて)

私:もしもし
薫:もしもし

私: …
薫: ……

私: …何?

薫:えっ!? え~っと…
 …ごめん…

私: …なにが?

薫: …色々…
 最後の方とか

私:いいよ、もう。
 それに…
 薫くんが【何に】悩んでるのかは、わからなかったけど
 エスピーになって…あの…ニュースの…こととか見て
 やっと「他人に云えるような悩みじゃなかったんだな」って
 なんとなくわかったから。
 話しても、きっと高校生の私には受け止められなかったと思う。
 だから、もういいの。

薫:うん…

私:今なら、
 訊いてもいい?

薫:うん。
 …□□、

私:うん?

薫:(かすれた声で)

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…会いたい…
会って、話したい。

゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*:.。. .。.:*・゜

電話で会う約束をして数日後、
待ち合わせの店に行くと
そこは落ち着いた雰囲気のバーだった。

(…ジーンズとかで来なくて正解だった…)

しばらくして、
薫くんが店に入ってきた。

カッコはスーツのまま。
仕事帰りなのかな…

…何故か、ちょっと驚いたような
戸惑っているような顔で
店を見渡している。

薫:□□…ごめん、こんな雰囲気の店だって知らなくて。

私:えっ!?
 薫くんがよく来るバーとかじゃないの!?
 
薫:いや…会社の人に…
 久しぶりに会うとか、いい店知りませんかとかきいたら教えてくれたんだけど…
 …どうりで面白そうに笑ってたと思った

私:薫くん、あんまり詳しくなさそうだもんね、お店とか。苦笑
 付き合ってた時も、まだこんな大人なお店行ける年じゃなかったし。
 いいよ、せっかく来たんだから飲もうよ。

薫: …うん…



【北杜】を飲む薫に見とれる私。

私:知ってたけど、やっぱり薫くんてお酒強いよね。
薫:そっ…かな。

私:薫くんの中身(性格)知ってるから、
 こういう処(バーとか)似合わないな~って思っちゃうけど、
 こうやって(客観的に)見てると似合うかも。

薫:(照笑い)

7226973_1065165641_46large[2]

私:顔、濃いしね。笑

薫:(片眉を下げて苦笑。)
薫は、グラスを持つ両手におでこを付けて うつむいた。
そしてその体制のまま目線だけこちらに向ける。

7226973_1065165632_244large[1]

…其の眼で見つめないで
色褪せない想いが、蘇るから

其の眼に惹かれて、恋をして
其の眼が怖くて、突き放したのに。

私はまた、
同じコトを繰り返すの?


また――――――――(涙が頬をつたう)


薫:(びっくりし、心配そうな顔で) □□、

私:あ、あれ?
 ごめん、何でだろ? 私…帰っ

そう云って席を立ち、帰ろうとする私を、

薫:あっ、ちょっ…と

手首をつかみ、引き留める薫。

私:離して…
薫:でも…

私:離してってば!!
 …も、やなの…なんで…?
 何で呼び止めたりしたの…?
 私…今でも薫くんが好きなの…
 忘れられないの…
 
 だから…もう…
 会いたいなんて云わないで
 私を期待させないで
 また、いなくなるんでしょう?
 あの日みたいに。

 …離して!!

(最悪…適当にあしらって気付かれないように冷たくしようと思ってたのに)

薫、手を離す。

私が、帰ろうとして歩き出すと、
薫が腕をつかみ、無言で引き寄せた。

薫:□□、ほんとにゴメン。
 こんなタイミングで言えることじゃないけど…
 やりなおしたい。




 □□、



 離したくない。




゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*:.。. .。.:*・゜

【2】に、つづく
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