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剛健鬼のアナザーストーリーです。

゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*:.。. .。.:*・゜

むかーし、むかし
それはそれは可愛らしい双子の小鬼が山郷に住んでおりました。

赤鬼、剛と
青鬼、健は2人きりの家族。

彼らは、鬼と人間のハーフでした。

ある日、鬼の中でもいちばん強くて恐ろしい鬼が、人間を食べようと山郷に下りてきました。
鬼は、ある女性に出逢いました。
山郷で いちばん美しいといわれている女性でした。
鬼に両親を殺されていた彼女は、鬼にひるむことなく向かっていきました。
鬼は、彼女の気性の激しさと目の鋭さに惚れてしまいました。

鬼は「もう2度と、人間を食べない」と、彼女に約束しました。
やがて、彼女に双子の鬼が産まれ、【剛】と【健】と名づけました。
人間を食べないと約束した鬼は、魔力が弱まり、黄泉の国から人里へ来れなくなってしまいました。

それでもひっそり倖せに暮らしていた3人でしたが、
村人に知れてしまい、母親は殺されてしまいました。



塞ぎ込んでいる剛。
元気になってほしい健は、人間に化けて人里に降ります。

怖い人間ばかりじゃないって、剛に知ってほしいから。
子供同士なら、きっと…

「赤鬼と喋ったよ!お菓子もあるし、全然こわくないよ!!」
必死に云いふらす健。

やがて子供が集まりはじめました。
徐々に元気を取り戻す剛。

しかし、大人たちは不安でたまりませんでした。

ある夜、大人たちが鬼の棲家の前に集まりました。
剛を殺す為に。
そして、剛がケガをしてしまいました。

怒り狂った健は青龍へと姿を変えました。
その怒りを静める為、剛は朱雀になり、人間を守りました。

人間達は剛に感謝し、また剛の廻りには子供達が集まりましたが
健は戻ってきませんでした。

「何処へ行ったんだよ…誰がいたって、お前がいなきゃ…意味がないのに…」
剛が泣いて家に戻ると、戸に手紙が貼り付けてありました。

────────────────────────────

剛へ

僕は無事だから気にしないで。
剛はやさしいから、きっと村人たちと上手くやれるよ。
やっと村人たち仲良くなったのに、僕といるとまた疑われるだろうから僕はここを出て行くよ。
バイバイ。
いつでも、どんな時でも剛のことを考えるよ。
元気で。                        健

────────────────────────────

剛は泣きました。
泣いて泣いて…いちばん大切にしたい自分の気持ちに気付きました。

゚・*:.。. .。.:*・゜10年後 ゚・*:.。. .。.:*・゜

健「なんっっっっで探し出しちゃうの!!??」
剛「うるさい!!俺の勝手だろ。ってゆうか感動の再会なのに他にもっと気の利いたこと云えない訳?」
健「剛…可愛く なくなっt」
剛「五月蝿い。」
健「まったく…また2人っきりじゃん」
剛「いいじゃん。2人いれば、それで。人間なんてすぐ疑うし、裏切るし。」

そして2人は離島に住み着き、その島を【鬼ヶ島】とし人間を遠ざけました。
けれど時々、村に現れてはいたずらをするようになりました。

それは、寂しくてかまって欲しいからだと
ただ、抱きしめて欲しいからだと…2人が気づくのは

まだ先のお話。


・・・


【林檎准一】へ、つづく。
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